鳴門わかめについて
鳴門海峡で育ったわかめは渦潮を生むほどの激しい激流により、しなやかさと強いコシがあります。見た目は鮮やかな新緑で美しく、食べてみると肉厚で生き生きとした歯ざわりがあり風味豊かです。
一般的には2月、3月の早春のころとれたものが「新わかめ」と呼ばれ、特に美味しいとされています。しかし、現在では製法、貯蔵技術の発達により、一年中旬の味が楽しめるようになっています。
鳴門わかめの美味しい食べ方
どの料理を作る場合も、もどし加減が重要なカギです。
もどし過ぎると特有のコシがなくなってしまいますから慎重にタイミングをはかりましょう。汁物の場合は、半分くらいのもどし方にすると、出来上がる頃には程よく水分を吸収し、醍醐味が味わえます。
もどしたわかめはまず、水分をしっかり取ることが鉄則です。
これを怠ると、ベトベトしたり、水っぽくなったりします。全体の仕上がり具合に影響しますので、水洗いしたわかめはザルにとり、しっかり水切りしましょう。また、油で炒める場合などは、ふきんやキッチンペーパーにはさみ、軽く押さえると効果的です。
より鮮度を保つために、最終ステップでわかめを入れ、サッと一煮立ち。火を止め、たっぷり味を含ませると出来上がり。できるだけ早めにいただきます。ちなみに汁物などを時間を置いて再び食する場合、もうひと工夫。下ごしらえしたわかめを適量、その直前に加えてもいいでしょう。
「塩蔵わかめ」は冷蔵庫に保管し、封を切った後はできるだけ早めに使い切ってください。
長期保存が可能な「糸わかめ」や「カットわかめ」は、ビニール袋や缶などで密封し、乾燥した場所へ置いてください。
鳴門の地場産品